デザイン住宅の間取りについて考えよう!

5つのポイントが鍵になる!間取りを考える上で押さえておきたい事!

間取りを考えていくにあたって誰もが考える事は、やはり家族全員が心地良く暮らせる家にしたいということではないでしょうか。では、どのような点に気を付けたら、皆が快適に暮らしを送る事が出来るのでしょう。間取りにまつわる、ここだけは押さえておきたい5つのポイントについてご紹介していきます。
 
  • 1.室内に光を取り入れて(採光)気持ちの良い空間を作り出す!
人間の暮らしの中で、採光とは、気持ちの良い快適な空間をつくる上では外す事の出来ない要素の一つです。採光を気持ち良く取り入れられてる住まいづくりをするためには、これから生活する土地について、一日を通して気持ち良い場所や位置がどこになるのかを把握し、また、反対に採光があまりない場所も把握しておく事も大事です。そうする事で、快適な最高を取り入れる事が可能になりますね。
 
例えば間取りを考えるとき、、、 ※一般的に東西南北に適した部屋を配置することから始まります。
(例)居室などの人が長時間過ごす部屋について
・南東に面した、一日を通して気持ちの良い採光が確保できる場所に配置する。
 
 (例)トイレや浴室などの水廻りの配置
・北西の夕日が差し込む場所や採光がうまく確保できない場所に配置するのが一般的です。
 
その土地によって採光や通風の条件は様々です。全てに東西南北の常識が当てはまるとは限りませんが、事前の観察は家づくりには欠かせない過程となる事がお分かり頂けたでしょうか。
 
  • 2.風はどのように流れていますか?風の通り道を見てみましょう!
家の中にいても、外の風を肌で感じられると気持ちが良いですよね。自然の風は是非とも取り入れていきたいものです。風を上手く家の流すには窓の配置が重要になってくるので、皆さん覚えておきましょう。
 
【窓の配置で知っておきたい事!】
・気持ちの良い風というのは通り道がないと入って来ない!
・対面した位置で一直線で結べる所に窓を設置すると良い!
・冷たい空気を取り入れたい場合は低位置にする!
・空気を外へ逃がす事に有効なのは高い位置の窓!
・上げ下げ窓や縦すべり出し窓は風通しの窓として最適!
 
自分の家の風の通りを見ながら、窓の配置等も一緒に考えてみましょう。
 
  • 3.暮らしをイメージする生活動線を考えよう
まずは自分の家族一人ひとりの普段の一日の生活の流れを想定してみましょう。自分が使用する部屋とその部屋でどの程度の時間を過ごすのか、一度書き出してみると自分の日常のライフスタイルの情報が客観的に整理出来ます。それに加えて、考える余裕があれば、この先の将来を見据えて、今後必ず必要になってくる自分の両親の介護について、就職や結婚で子供が独立した時、子供の数が増える等、今の生活とは異なってくる家族のライフスタイルも一緒に考えておくと、長期的に住みやすい暮らしをより実現していく事が可能でしょう。
 
(例)子供の成長を見越した間取りづくりにする!
・まだ建てたばかりの新築の段階では、子供部屋をつくらずにあえて広い部屋を一部屋用意しておき、将来的に子供が大きくなってからその部屋を2つに仕切って分け、子ども部屋として使うという方法がとれます。子供がまだ幼いうちは、広い一部屋を家族皆で寝る寝室として活用し、子供が成長して大きくなったら別々の空間として使っていけるように、リフォームで間仕切り壁を作って部屋を分ける事が出来ます。そして、子供が家を出て独立した後には、お客さんが来た時の客間として、夫婦のお互いの個室として、同居をした両親の個室として、様々に活用する事が可能です。
 
  • 4.家電と家具の配置について考えたことはありますか?
間取りを考える時点で使用する予定の家電・家具の寸法や位置も計画しておきましょう。設計の時点から計画しておくことで、後々コンセントや照明の位置を検討しやすくなります。家具の配置が決まったら、設計者に伝えて図面に書き込んでおいてもらうと間違いがありませんよ。
 
  • 5.家の外周りの外構計画を立てておきましょう!
将来的に自分は車を何台所有するのか、あるいは、所有する予定はないのか等は検討しておきましょう。それによっても家のつくりは変わってきますよね。また、外は給水設備として水栓を設置します。配管も必要になってくるので、お湯の必要性や、外水栓の使い道等を色々考えた上で、しっかりとした計画が必要です。